医学部新設・・・

今度は医学部新設・・・
「設置基準の緩和も進めば、他大学にも動きが広がる可能性がある」とのことですが，
規制緩和で薬学部が数年前に新設ラッシュだったようにはならないでしょうね．

初期の設備投資額は半端じゃないでしょうし，運営にあたっては既存のしがらみが多すぎる気がします．

医学部がない，歯・薬・看護系の大学は結構ありますね．
歯学部を持っている大学さんは附属病院を持っていると思いますが，
薬系で自前の病院を持っている大学は限られると思います．

国策・政策で補助金という名目の大きなお金が動いて，
開設を目論んでいる，・・・失礼，目指してる大学さんにとっては少しは有利でしょう．
そしてヒト・モノ・カネが動きますので，そのあたりの波及効果もあろうかと思います．

しかし今のところ手を挙げつつあるのは全て私大ですよね．
こういったところに補助金という大量の資金を投入することは
果たして正しい判断なのか？と個人的に思います．

官から民へなのでしょうが，
まずは既に運営交付金などで税金が投入されている国公立大学にご検討願うのが
スムーズではないのかなと思います．

少子化・低成長の時代にしばらくはつぶし合いとなって，
本来の医療過疎解消にはほど遠いことにならないといいと思います．
またせっかくやるのでしたらそのあたりも十分に念頭に置いて，やって頂きたいと思います．